公開日 2025年1月20日
最終更新日 2025年1月20日
世界中で発生する地震の約10%が日本とその周辺で発生すると言われており、阪神・淡路大震災、東日本大震災をはじめとした甚大な被害、災害を経験しています。
地震の発生を防ぐことはできませんが、日頃の準備や心がけにより、地震の被害を最小限に抑えることはできます。地震がいつ襲ってきても冷静に対処できるように普段から準備や訓練をしておくことが、私たち一人ひとりの役割となってきます。
地震に対する10の備え
1.家具類の転倒、落下、移動防止対策をしておこう!
・けがの防止や避難に支障のないように家具を配置しておく。
・家具やテレビ、パソコンなどを固定し、転倒・落下・移動防止措置をしておく。
2.ケガの防止対策をしておこう!
・食器棚や窓ガラスなどには、ガラスの飛散防止措置をしておく。
・散乱物でケガをしないように、スリッパやスニーカーなどを身近に準備しておく。
3.家屋や塀の強度を確認しておこう!
・家屋の耐震診断を受け、必要な補強をしておく。
・ブロックやコンクリートなどの塀は、倒れないように補強しておく。
4.消火の備えをしておこう!
・火災の発生に備えて、消火器の準備や風呂の水のくみ置きをしておく。
5.火災発生の早期発見と防止対策をしておこう!
・火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を設置しておく。
・普段使用しない電気器具は、差し込みプラグをコンセントから抜いておく。
・電気に起因する火災の発生を抑制するため、感電ブレーカー(分電盤型)などの防災機器を設置しておく。
6.非常持出品・備蓄品を備えておこう!
・非常持出品は、置き場を決めておく。
・冬の寒さなど、季節を考慮した用品を備えておく。
・車載ジャッキやカーラジオなど、身の周りのものの活用を考えておく。
・スマートフォンなどの予備バッテリーなど、必要な電源を確保しておく。
・服薬中の薬やお薬手帳を持参するようにする。
非常持出品・備蓄品を備えておこう! ⇒ https://www.bungo-ohno.jp/docs/2025011600023/
7.家族で話し合っておこう!
・地震が発生した時の出火防止や初期消火など、家族の役割分担を決めておく。
・外出中に家族が帰宅困難になった場合や、離れ離れになった場合の安否確認方法や集合場所を決めておく。
・家族で避難場所や避難経路を確認しておく。
・台風等の風水害が同時期に発生した場合を想定しておく。
・普段の付き合いを大切にするなど、隣近所との協力体制を話し合っておく。
8.地域の危険性を把握しておこう!
・防災マップ等で、自分の住む地域の危険度を確認しておく。
防災マップWEB版 ⇒ https://www.bungo-ohno.jp/docs/2021033000049/
・自宅や学校、職場周辺を実際に歩き、災害時の危険箇所や役立つ施設を把握し自分用の防災マップを作っておく。
9.防災知識を身につけておこう!
・新聞、テレビ、ラジオ、インターネット等から防災に関する情報を収集し、知識を身につけておく。
・講演会や座談会に参加し、過去の地震、災害から教訓を学んでおく。
・大きな地震の後に、同程度の地震が発生する可能性があることを理解しておく。
10.防災行動力を高めておこう!
・日頃から自主防災組織等が行う防災訓練に参加し、身体防護、出火防止、初期消火、救出、応急救護、通報連絡
避難要領などを身につけておく。