公開日 2025年1月16日
最終更新日 2025年1月16日
緊急地震速報とは・・・?
緊急地震速報は、地震発生直後、各地での強い揺れの到達時刻や震度、長周期地震動階級を予想し、可能な限り素早く知らせる情報のことで、震度5強以上の強い揺れが予想された場合に震度4以上が予測される地域に対し発表されます。
(引用:気象庁より)
緊急地震速報のしくみ
地震波にはP波(カタカタと揺れる震動もしくは突き上げるような震動)とS波(ゆさゆさと大きく横方向に揺れる震動)があり、P波のほうがS波より速く伝わる性質があります。強い揺れに被害をもたらすのは主に後から伝わってくるS波になります。
このため、地震波の伝わる速度の差を利用して、先に伝わるP波を検知した段階でS波が伝わってくる前に危険が迫っていることを知らせることができるしくみです。
(引用:気象庁より)
緊急地震速報は地震の予知をするものではありません。地震が起こってから、コンピュータが地震の揺れの大きさを計算します。なぜ、緊急地震速報が発表できるようになったのでしょうか?発表できるようになったのは3つのポイントがあります。
1.日本全国に地震計をおき、地震がどこでおきたかすぐにわかるようになった。
2.コンピュータの性能がよくなり、地震の大きさや揺れの大きさを数秒で計算することができるようになった。
3.情報を伝える技術が早くなった。
ただし、緊急地震速報には限界があります。
1.震源の真上や震源の近い場所は緊急地震速報が間に合わないこともあります。
2.巨大地震や、地震の起きた場所が地震計から離れていると、揺れの大きさを正しく、計算できないこともあります。
3.地震計が地震以外で揺れる場合や、故障により誤った計算結果が発表される場合もあります。