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水道料金改定のお知らせ(※令和7年5月請求から)

公開日 2024年11月27日

最終更新日 2024年11月29日

 豊後大野市水道事業は、人口減少や節水型機器の普及により水需要は減少傾向にあり、料金収入の増加が見込めない一方、近年の施設更新費や電気代の高騰により厳しい経営状況となっています。公営企業として老朽化した水道施設を改修しながら、将来にわたり安全・安心・良質な水道水を安定的に皆様にお届けするため、水道料金を令和7年(2025年)4月1日から改定します。

 皆さまにはご負担をお願いすることとなりますが、ご理解・ご協力をお願いします。

水道料金改定の必要性


・人口減少や水需要の減少予測から料金収入が見込めない
・平成30年度の簡易水道統合以降、当期純損失を計上
(令和5年度は電気料等の物価高騰分に対し一般会計からの繰入金があり、単年度収支で黒字)
・内部留保資金が年々減少し、施設の更新及び耐震化が難しい
料金収入により、給水原価(経常経費)を賄えていない  →  料金単価が安い

水道料金改定のポイント

  • 料金改定率 14%
    料金収入見込全体で14%の値上げとなっています。一律ではなく、現行の用途や口径により改定率は異なります。
  • 改定時期:令和7年4月使用分(5月請求分)から
    令和7年4月使用の水道料金を4月末から5月初旬にかけて検針した5月請求分水道料金から適用します。
  • 用途別料金から口径別料金へ移行
    現在の一般用や営業用などの「用途別料金」から、水道メーターの大きさによる「口径別料金」へ変わります。使用水量に応じた料金となり、公平性が保たれます。
  • 基本水量を付さない3段階の逓増料金制
    現在は、用途により基本水量並びに加算水量料金が異なっていますが、料金改定後は口径による基本料金(0㎥)と3段階の従量料金を合わせた金額となります。
    詳しくは「水道料金体系表」をご覧ください。

改定後の料金

水道料金体系表

現行料金表/月額 (税別)

用 途

基本料金

加算水量料金
(1㎥につき)
    基本水量             料 金      
一般用 8㎥ 1,110円 150円
営業用 18㎥

2,440円

150円
大口用 150㎥ 18,500円 145円

特大口用

4,200㎥ 525,000円 145円
臨時用

1㎥

320円 320円

改定料金表/月額 (税別)

口径

 基本料金 

従量料金表(1㎥につき)
第1段階
  1~8㎥まで  
第2段階
9~150㎥まで
 第3段階
    151㎥~     
13・20 1,110円

45円

158円

166円

25 1,566円
30 2,940円
40 4,274円
50 6,740円
75 9,358円
100 11,548円
臨時用

465円

料金は、1月につき、基本料金と従量料金の合算額に100分の110を乗じた金額とする。(10円未満四捨五入)

改定後の水道料金の目安

メーター口径 13㎜・20㎜(現行用途:一般用)の場合 (税込)

水 量

  0㎥

  1㎥

  4㎥

  8㎥

 10㎥

 15㎥

 20㎥

 25㎥

 30㎥

 50㎥

現 行

1,220

1,220 1,220 1,220 1,550 2,380 3,200 4,030 4,850 8,150
R7年度~ 1,220 1,270 1,420 1,620 1,960 2,830 3,700 4,570 5,440 8,920
差 額 0 50 200 400 410 450 500 540 590 770

メーター口径 25(現行用途:営業用)の場合 (税込)

水 量

 0㎥

  10㎥ 

 20㎥

 30㎥

100㎥

200㎥

現 行

2,680

2,680 3,010 4,660 16,210 32,710
R7年度~ 1,720 2,470 4,200 5,940 18,110 35,930
差 額 ‐960 -210 1,190 1,280 1,900 3,220

メーター口径 40(現行用途:大口用)の場合 (税込)

水 量

 0㎥

 100㎥

 200㎥

500㎥

1,000㎥

現 行

20,350

20,350 28,330 76,180 155,930
R7年度~ 4,700 21,090 38,910 93,690 184,990
差 額 -15,650 740 10,580 17,510 29,060

口径・用途・使用水量の確認方法・料金計算例

検針時に配布する【ご使用水量等のお知らせ】で確認することができます。
おしらせ票2

水道料金早見表

新料金表(抜粋)[PDF:246KB]

改定時期

令和7年4月使用分(5月請求分)から

料金改定に関するQ&A

Q1.なぜ料金改定が必要なのですか?

A1.豊後大野市水道事業は、利用者の皆様からいただく水道料金で運営しています。現在の料金体系は、平成7度に旧三重町が定めたもので29年間経営の効率化・健全化に努め料金の値上げを行わず経営を維持してきました。(平成21年度に上水道・簡易水道の料金統合を図っております)
 
しかし、人口減少や節水機器の普及により水道料金収入が減少する一方、近年の物価高騰による施設更新費の増大や電気の高騰等により経費が増加しております。旧簡易水道を統合した平成30年度からは当期純損失を計上しており、施設更新に必要な内部留保資金が大幅に減少し、現行の水道料金のままでは、近年中に資金不足により水道事業の運営が困難になります。
 
これからも将来にわたり、安全・安心・良質な水道水をお届けできるよう、健全な水道事業を維持していくために、この度、料金改定をすることとなりました。

Q2.料金改定をしないとどうなりますか?

A2.現在の水道料金を維持し、その収入の中で可能な水道管等の施設更新に留めた場合、本来必要な更新が行えず、水道管等の施設の老朽化が一層進み、結果として漏水や断水が度々生じ修繕費が増大する、あるいは、地震などの災害時に重大な影響が生じるなど、皆様に安定して水道水を供給することが難しくなる可能性が高くなります。
 水道水は皆様の生活にはなくてはならないライフラインであり、安定した水道水を供給していくためには、今後も必要な水道管の更新や、古い施設の更新などを続けていく必要があります。

Q3.水道料金の改定はどのようにして決まったのですか?

A3.令和3年度に更新した「豊後大野市水道事業経営戦略」を受け、有識者や民の代表者からなる豊後大野市水道事業運営協議会において審議を行い、水道料金の改定の必要があるとの答申をいただき、豊後大野市議会で可決され、決定しました。

Q4.用途別料金から口径別料金に変わるのはなぜですか?

A4.口径により、メーターの購入費用が大きく異なるほか、一度に受水可能な量が変わり、その量に比例して水道施設の整備、維持管理コストが大きくなります。また同一の口径で給水能力が同じなのに用途により料金の差が生じており、公平とは言えません。
 この様な費用の差をこれまでの用途別料金では賄いきれないため適正な受益者負担の観点から口径別料金体系に見直すこととしました。近年、改定を行った事業体は、ほとんどが口径別料金体系を採用しています。

Q5.いつから新しい料金になるのですか?

A5.令和7年4月使用分の料金(5月請求分)からになります。

Q6.具体的にどのくらいの水道料金になりますか?

A6.改定後の水道料金の目安」、「新料金表(抜粋)[PDF:246KB]」をご覧ください。

Q7.自分の水道メーターの口径、使用水量を知りたいのですが。

A7.検針時にお届けしている「水道使用水量のお知らせ」に記載の、「口径」、「今回使用水量」の欄をご確認ください。

お問い合わせ

上下水道課 
電話:0974-22-3136