平成29年5月、私が市長に就任して間もない時期に始まったのが朝地町綿田地区の「地滑り」でした。地面の動きを止めながら、農地を元の状態に戻すまで4年という長い年月を要しました。
　昨年の11月には、災害復旧に区切りがついたことから、「夢」と記した記念碑を建立し、災害を記憶にとどめ、復興を祝い、そして今後の希望を胸に記念式典を開催しました。
　あれから1年が経過し、今回は綿田農業共同利用センターの皆さんが、お世話になったお礼とセンター発足40周年の記念として、学校給食に綿田米200㎏を寄贈していただきました。
　岡藩の御膳米であった綿田米、しっとりした食感の美味しい綿田地区自慢のお米を幼稚園、小学校、中学校の子どもたちが食べることができて幸せです。また、食育という学習を通じて、子どもたちに綿田米の歴史なども学んでほしいと思います。
　綿田地区の皆さんの地域を思う心に感謝申し上げます。