公開日 2023年3月30日
最終更新日 2023年3月10日
心不全とは、心臓に長時間負担がかかった結果、働きが悪くなる病気で、最終的には、命を縮めることにもつながる病気です。また、心不全は、症状がよくなっても繰り返すことが多く、その結果身体機能が低下しやすいとされています。
下の図は、心不全のステージの進行を示しています。心不全は不可逆性疾患であり、一度発症すると完治は難しいと言われています。
再発予防するためには、ステージが進行しないよう、生活習慣に気をつけることが大事です。
予防のポイント!
食事編
・規則正しい生活を送る
→詳しくは「糖尿病を予防しよう!」をご覧ください。
・バランスよく食べる
→詳しくは「糖尿病を予防しよう!」をご覧ください。
・減塩を心がける
塩分の摂りすぎは、高血圧を引き起こしやすく、心不全や、脳卒中、心筋梗塞などの原因になります。
豊後大野市の塩分摂取量は男性14.6g/日、女性は11.7g/日です。(平成28年度県民健康意識行動調査より)
⚫減塩のポイント
⚫減塩レシピ紹介
その他レシピはこちらをご覧ください
生活編
・血圧のコントロールをしよう
血圧は多少高くても自覚症状があまりなく、気づかないうちに血管に負担がかかっているかもしれません。ご自身の体調を確認するために、定期的に血圧を測りましょう。
〈血圧測定のポイント〉
1.毎日同じ時間・条件で測る
朝:起床後1時間以内、排尿を済ませた後、朝食と服用の前
夜:就寝前、入浴や就寝の直後は避ける
2.正しい測り方で測る
血圧
脈拍
・自分にあった運動を定期的に行う
体を動かすことは、生活習慣病予防や心不全の予防にもつながります。主治医に相談しながら無理なく続けられる程度で習慣化してください。
・禁煙する
喫煙は血管を収縮させ、高血圧を招きます。また、糖尿病を悪化させ、コレステロールも上昇させます。これらが相まって、動脈硬化につながりやすくなります。
そして、喫煙は自分だけでなく、周りの人へも影響を与えます。喫煙者が吸う主流煙より、火のついたタバコの先端から立ち上る副流煙の方が有害物質を3~4倍多く含むと言われており、心筋梗塞リスクを上げることが知られています。
加熱式タバコは、肺がん・循環器病のリスクの減少をさせるデータはないと言われています。また、ニコチン依存症の原因になるので、吸わないにこしたことはないです。(日本循環器協会)
禁煙外来(病院・診療所)一覧については県のHPをご参照ください。
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