公開日 2017年11月21日
最終更新日 2017年11月17日
10月21日(土曜日)から始まった「豊後大野の美術展2017-書・写真-」ですが、約1カ月の展示期間を経て、11月19日(日曜日)に無事閉幕しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
「豊後大野の美術展2017-書・写真-」は、豊後大野市に関連する、「書」と「写真」部門で活動する美術家61名の作品を展示し、豊後大野市の文化・美術活動を紹介する展覧会です。
会期中は、「書」と「写真」部門それぞれの関連事業も開催しましたので、前編・後編に分け、関連事業について書いていこうと思います!前編は、書の部の関連事業についてです。
初日の10月21日の午前は、出品作家の金山哲堂(道玄)先生、原田周軒(芳穂)先生による、席上揮毫会を開催しました。 ※カッコ内は本名
席上揮毫とは、多くの人の前で、毛筆で文字や絵を書くことです。
ピンと張りつめた緊張感が漂い、お二人の筆を走らせる音だけが静かに響く空間は、とても素晴らしかったです。直に見ることができる揮毫会でしか感じることができない、筆の勢い・気迫などを体感できるとても良い機会となりました。
揮毫会後は、お二人が書いてくださった作品を、ご来場いただいた方にプレゼントする抽選会も行い、とても盛り上がりました!
10月28日の午前には、地元高校生による書道パフォーマンスと、出品作家の三代青邨(繁富)先生によるギャラリートークを開催しました。
まずは、地元高校生による書道パフォーマンスです。大分高等学校書道部に所属する、豊後大野市の高校生に出演していただきました。
「山紫水明」とは、自然の景色が清らかで美しいことを指した言葉で、自然が美しい豊後大野市と重ねこの言葉を選び、練習してくださいました。豊後大野への愛が感じられる、力強くも優しい書道パフォーマンスでした!
雨天により、文化ホール前広場での開催予定を、文化ホール内に変更しましたが、たくさんのお客さまが見に来てくださり、とても嬉しかったです。
書道パフォーマンスの後は、出品作家の三代青邨先生によるギャラリートークです。
三代先生による書の解説を聞きながら会場をまわり、みんなで一緒に作品鑑賞をしていきました。
とてもわかりやすい解説をしてくださったので、書にあまり馴染みのない方も楽しんでいただけたのではないかと思います。三代先生がある作品を指して、「これは木琴の優しい音色が響いてくるような書ですね」と表現していたのが、とても印象に残っています。
後編は、写真の部の関連事業についてお知らせしていきたいと思います!
(2017年11月19日 M.S.)