公開日 2016年8月25日
最終更新日 2016年8月24日
(有)成美の代表取締役である岩切知美さんが、日本政策投資銀行主催の第5回女性新ビジネスプランコンペティションで「女性起業地域みらい賞」を受賞されましたので、その報告にいらっしゃいました。
この賞は、日本政策投資銀行による、「女性による新しい視点でのビジネス」を、社会や経済に変革をもたらす成長事業として育成することを目的に開催されました。
女性経営者による事業で、事業として大きな成長が期待でき(事業性が高く)、かつ技術、サービス、ビジネスモデル等において新規性あるいは高い付加価値が期待できる(革新性が高い)ビジネスプランが対象となっています。
岩切さんは緒方町生まれ。建設会社である本社から、平成24年に食品加工事業を開始。ご自身の祖母である後藤絹さんが作っていた鶏汁を再現した「豊後おがたん鶏汁」を商品化。その後、犬飼町に加工所を設け、豊後大野ジビエソバージュシリーズをはじめとする県産食材、無添加にこだわった商品開発を手掛けて来られました。最近では、ELLE CAFÉ(エルカフェ)やDEAN&DELUCA(ディーンアンドデルーカ)といったブランドにOEM供給(製品を受託製造)することが決まっています。
今後の更なる御活躍を期待しています。
受賞おめでとうございます。
岩切知美氏について
豊後大野市緒方町出身 食品加工会社(有)「成美」代表取締役
祖母は「絹さん人形」(緒方町俚楽の郷伝承体験館展示)作者の後藤絹さん(平成19年89歳にて永眠)
40歳で起業を決意。栄養学を学び、息子3人を育てた経験を生かし
レトルト食品「豊後おがたん鶏汁」を親族と開発。
平成24年販売当初は売れない時期が続いたが、購入客への聞き取り調査、無添加にこだわり、
包装の表示にも改良を重ねる等努力した結果、平成26年全国規模の見本市で銀賞を獲得。
受賞をきっかけに販路を開拓。
現在会社は計15種類の商品を県内の百貨店、大分空港などで販売するまでに成長。
女性起業地域みらい賞
日本政策投資銀行(東京DBJ)が女性起業家の活躍を支援する目的で
「DBJ女性新ビジネスプランコンペティション」を2012年度より毎年開催し今年で第5回。
地域の活性化につながると評価する「地域みらい賞」のほか「大賞」「優秀賞」の計3賞を選んでいる。
国内外から318件の応募があり、書類や面接などの選考を経て選出。
岩切氏は地元産品の付加価値を高めて提供している点などが選考委員から評価された。
大分県内からの受賞は初。