公開日 2016年1月22日
最終更新日 2016年1月20日
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さま方におかれましては、すがすがしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、市民の皆さま方のご協力の下に市政運営ができましたことに、厚くお礼を申し上げます。
昨年を振り返ってみますと3月31日に、5町2村が合併し、10周年の節目を迎えました。昨年は様々な記念行事を開催したところです。
5月には、「三重総合高等学校の明日を拓く会」が設立されました。この会は、市内唯一の高等学校である三重総合高校を守り、育てるために、必要な支援を行うことを目的に設置されたものです。市としましても、「拓く会」の設立趣旨にのっとり、財政的支援も含め、必要な支援を行っていきたいと考えています。
11月28日には、大分市中央町に、そして12月17日には、東京浅草にアンテナショップをオープンさせました。今後は、この情報発信拠点を中心に、本市ならではの観光商品や、特産品の開発、販路拡大を推進し、全国に「豊後大野」を発信してまいります。
さて、平成28年度の当初予算編成方針についてでありますが、普通交付税においては、見直しによる一本算定への加算により、合併算定替と一本算定との差額が25億7,000万円と、縮減額は改善されているものの、平成32年度にかけ、20数億円規模の縮減が予定されています。
特に、平成28年度は合併特例の3割の減額及び本年度実施しました、国勢調査人口の反映が見込まれているため、喫緊に歳出の抑制を図っていく必要があります。そのために、「豊後大野市行政改革大綱」の方針に沿い、これまで以上に厳しい事務事業の優先順位による取捨選択を行い、行財政改革の取組を実施し、持続可能な財政基盤の確立に向けて努めてまいります。しかし、全てにおいて消極的になることはなく、一方では、昨年策定した「豊後大野市総合戦略」及び「第2次・豊後大野市総合計画」に基づき、雇用の創出、若者の定住政策、そして地域経済の活性化に向けた諸政策等に、積極的に取り組んでまいります。
その原動力となるものは、本市が持っている地域資源を最大限に生かすことです。その地域資源とは、1.自然に恵まれ、豊饒な土地を生かした農林業の振興、2.ジオパークに認定された自然景観と、素晴らしい伝統芸能、文化を生かした観光振興、3.森林や水資源等の豊富な再生可能エネルギーを生かしたエネルギーの地産地消と地域振興、4.高齢化を支える多くの人的パワーであります。
このようなまちづくりの実現には、主体となる市民皆さまのご協力が必要不可欠となります。そこで、本市の行財政改革に基づく「第3期集中改革プラン」と「豊後大野市総合計画」、「豊後大野市総合戦略」について、市民の皆さまにご説明申し上げ、皆さまのお知恵とご協力をいただくことを目的に、各自治会単位で「まちづくり懇談会」を開催予定であります。
日程等につきましては、自治委員の皆さまに調整をお願いしているところですが、ぜひこの機会に、多くの市民の皆さまにご参加いただき、ご意見、ご提言を賜り、皆さまと一緒になって、豊後大野市のまちづくりに努めてまいりたいと思います。
最後になりますが、本年が皆さま方にとりまして、笑顔に満ちた幸多い一年になりますことをお祈り申し上げます。