公開日 2015年3月31日
最終更新日 2021年8月1日
無形民俗文化財(緒方町・朝地町)
杵築社獅子舞
緒方町栗生区に伝わる御嶽流の獅子舞。2頭立て。清川町左右知から伝授。健男社の秋祭に舞が行われる。左右知獅子→栗生獅子→平石獅子→上犬塚獅子と伝播したことがわかっている。
所在地:緒方町栗生
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和49年12月26日緒方町指定)
小原白熊
緒方町小原区に伝わる白熊。4本立て。大名行列にある毛槍捻りが芸能化したもので、健男社の秋祭に行われる。白熊唄は伊勢音頭や麦つき節などがある。
所在地:緒方町小原
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和49年12月26日緒方町指定)
滞迫白熊
緒方町滞迫区に伝わる白熊。4本立て。大名行列にある毛槍捻りが芸能化したもので、健男社の秋祭に行われる。
所在地:緒方町滞迫
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
上冬原獅子舞
緒方町上冬原区に伝わる大行事八幡流の獅子舞。姥社の氏子によって守られており、4頭立て、今山組から伝授されたという。
所在地:緒方町上冬原
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
冬原白熊
緒方町冬原区に伝わる白熊。白熊は4本立る。御箱を2個所有し、岡藩から下賜されたものという。元治元年(1864)に大形組大渡村より伝授。
所在地:緒方町冬原
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
徳田白熊
緒方町徳田区に伝わる白熊。巻物は戦時中の混乱で行方不明なため成立時期不明。白熊唄は伊勢音頭、なげ節、麦つきほか。白熊は4本立てで、大白熊2本、小白熊2本である。最古の白熊頭には、嘉永2年(1849)のものがある。
所在地:緒方町徳田
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
下徳田白熊
緒方町下徳田区伝わる白熊。白熊唄は「兵庫節」と「投げ節」である。 舞い納めになる「おつき舞」は動作が大きく最高の見せ場となる。昭和40年代まで白熊は4本たっていた。御箱は岡藩から拝受した。
所在地:緒方町下徳田
指定年月日 :平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
柚木獅子舞
緒方町柚木区に伝わる獅子舞。慶応2年(1868)上冬原獅子組から伝授されてはじまった。獅子頭が4頭から2頭に減ったといわれる。舞は口伝で教えられる。笛の音色も口で真似ながら教える。
所在地:緒方町柚木
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
中野獅子舞
緒方町中野区に伝わる御嶽流の獅子舞。
所在地:緒方町中野
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
小宛獅子舞
御田蒔神社の御幸行列には欠かせない芸能。御嶽流獅子舞を受け継ぐ団体。明治十一年(1878)清川町左右知より伝授されたことより創始された。2連式の獅子太鼓を所有しており、打ち込みで見られる勇壮な撥さばきは、この小宛獅子舞の特徴のひとつとされる。なお、2連太鼓は竹田地域で流行している獅子太鼓であり、地勢的な影響を受けていると考えられる。
所在地:緒方町小宛
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和42年1月31日緒方町指定)
小宛白熊
小宛白熊も獅子舞同様、御田蒔神社氏子によって受け継がれており。現在ではひとつの保存会として継承活動を行っている。
所在地:緒方町小宛
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和54年3月20日緒方町指定)
軸丸獅子太鼓
緒方町軸丸北区、神明社の氏子によって構成されるのが軸丸獅子舞である。獅子濫觴を所有しており、それによると慶応4年(1868)に板井迫獅子舞から御嶽流の奥義を伝授されるとある。現在、獅子頭は2頭立ちで、四人で舞う。頭を強く速く振る所作に特徴があり、御嶽流の中でも特に力強さが印象に残る獅子舞である。また、獅子舞の舞立ての前には、円陣になって大太鼓を打ち込んでいく獅子太鼓も特徴で、今では子ども(団扇取り)がこの役を担っている。実はこの御嶽流の獅子舞をならう以前、大行事流(緒方流)の獅子舞を行っていた記録が旧庄屋家に残されている。上自在の獅子舞(三ノ宮社氏子)から習ったと別に伝授書も残されているがわずか10年で止めている。このことは、江戸期の庶民の動きを知る興味深いことで獅子舞の変遷を知る上でも重要な事実である。
所在地:緒方町軸丸
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和52年3月25日緒方町指定)
越生獅子舞
緒方町越生区で伝わる御嶽流の獅子舞。漆生社、小野崎社が隔年で元宮となる。祭り当日は、漆生社又は小野崎社でお発ちを行った後、緒方五千石祭会場に移動する。五千石祭会場で奉納された後、各家の前で「門舞」を行う。大久保・城山・原田組合で継承する。
所在地:緒方町越生
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和49年12月26日緒方町指定)
越生白熊
緒方町越生区で伝わる白熊。白熊唄は「お立ち」「道中唄」などがあり、約10種になる。祭り当日は、漆生社・小野崎社でお発ちを行った後、緒方五千石祭会場に移動する。五千石祭会場で奉納された後、各家の前で「やぎと」(門舞)を行い祝儀をもらう。平原・駒方・桑迫・大渡組合で継承する。
所在地:緒方町越生
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和49年12月26日緒方町指定)
天神獅子舞
清川町雨堤から明治12年(1879)に伝授された御嶽流の獅子舞。
所在地:緒方町天神
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和49年12月26日緒方町指定)
大化獅子舞
緒方町大化、大行事八幡社で起こったとされる大化獅子舞。文禄元年(1592)発祥といわれ、その歴史は古い。この大化獅子舞は、今山流や大行事八幡流、緒方流とも呼ばれることがあって、緒方地域に限定して分布をしている獅子舞である。緒方町域以外では、清川町泉獅子舞があるが、この泉獅子舞は緒方御霊八社の氏子である。この、獅子舞は4つ頭で舞い、御嶽流に比べ比較的ゆったりとしたリズムで舞う。4つの獅子頭が寄り添うようにして左右に首を振りながらゆっくりと頭をあげていく、その所作からは、古式ゆかしい趣を感じることができる。
所在地:緒方町大化
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和54年3月20日緒方町指定)
上犬塚獅子舞
緒方町上犬塚地区に伝わる御嶽流の獅子舞。二頭の獅子が立つ。祭礼では大化(大行事)獅子舞よりも先に舞う。平石獅子から伝授。左右知獅子→栗生獅子→平石獅子(明治12年)→上犬塚獅子(昭和8年)と伝播していることがわかっている。
所在地:緒方町上犬塚
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和54年3月20日緒方町指定)
馬背畑獅子舞
緒方町馬背畑区に伝わる大行事八幡流の獅子舞。天保13年(1842)に大行事八幡社から御霊八社に伝授され創始。万延元年(1860)に「獅子目録」の交付を受けるも、紛失し、明治9年に再発行され現在に至る。御霊八社の秋祭で奉納される。
所在地:緒方町馬背畑
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和54年3月20日緒方町指定)
馬背畑白熊
緒方町馬背畑区に伝わる白熊。大小白熊があったが、現在は大白熊2本、小白熊2本である。御弓を女の子供が持ちお供していた。上馬背畑が白熊、中・下馬背畑が獅子舞を担当。以前伝書があったという。
所在地::緒方町馬背畑
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和54年3月20日緒方町指定)
平石獅子舞
緒方町平石区に伝わる御嶽流の獅子舞。2頭立て。町村合併で平石が清川と緒方に別れたため、現在旧平石区で行われている。左右知獅子→栗生獅子→平石獅子(明治12年)→上犬塚獅子(昭和8年)と伝播している。
所在地:緒方町平石
指定年月日 :平成17年3月31日市指定(昭和57年6月28日緒方町指定)
原尻川越祭
緒方町原尻区、原尻の滝周辺で行われる御幸祭。松明の灯りに先導され裸の若衆に担がれた御輿が、原尻の滝の直上を渡る姿はとても印象的である。この祭りは、緒方町久土知にある一宮八幡社、同町原尻にある二宮八幡社、同じく上自在にある三宮八幡社の連合祭で、二宮の境内に一宮社、三宮社の神輿が集うため行われ、3つのお宮のうち三宮社だけが緒方川の左岸に位置しているために川越しを行う。毎年、11月の中旬から下旬にかけ2日間に渡り行われるが、初日の夜に一宮社の行幸、三宮社の川越しが行われ二宮社に集まり、2日目には3社ともにお浜出、直会など諸行事を行って、神楽や宴が催される。そして、2日目の夜、一宮社は山を登り、三宮社は川を渡って元宮に戻るのである。
所在地:緒方町原尻
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和47年6月29日緒方町指定)
小松明
緒方町で行われるいわゆる「虫送り」の年中行事。いつ頃から行われていたかは定かではない。緒方平野だけでなく日本各地で行われていたならわしであるが、とくに緒方平野では、宝暦3年(1753)に起こった強訴事件後、義民として愛された「奥之丞」を虫送りの守護神として供養する意味合いが含まれ、小松明祭りの意味合いは特に印象的に語られかつ盛大に行われている。
所在地:緒方町緒方平野
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和47年6月29日緒方町指定)
大化白熊
緒方町大化区に伝わる白熊。4本立て。以前は唄と御箱があったが、現在はない。
所在地:緒方町大化
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和54年3月20日緒方町指定)
若宮神楽
所在地:朝地町宮生浦(志賀若宮神社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(平成11年4月27日朝地町指定)
朝地神楽
所在地:朝地町志屋
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
板井迫神楽
朝地町板井迫地区に伝わる神楽で、深山神社を中心に発展した深山流岩戸神楽を継承している。朝地町では一時、深山八幡社、若宮八幡社、綿田俵積神社、板井迫神明社の4社に神楽座があり舞伝えられていたが、高度経済成長に伴う過疎高齢化により、各座の独立した活動が難しくなり神明社神楽も一時休止に追い込まれた。ところが、平成11年、板井迫地区の有志により再興がはかられ見事復活。今では子ども神楽の指導も行うなど活発な活動を行っている。深山流の勇壮軽快を踏襲しながら、あくまでも板井迫の神楽の復活を目指す。堅実で魅力のある神楽座である。
所在地:朝地町板井迫(鳥嶽神社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(平成16年4月1日朝地町指定)
鳥嶽神社獅子舞
所在地:朝地町中熊(俵積神社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
綿田獅子舞
所在地:朝地町綿田(御霊社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
坪泉獅子舞
坪泉獅子舞は、年不明であるが、朝地町板井迫神明社、御嶽流板井迫獅子舞より伝授され創始されたと伝わる。坪泉御霊社の氏子によって伝われてきた獅子舞で、一時中断などありながらも現在まで伝えられ続けてきた。坪泉獅子舞に御嶽流獅子舞を伝えたのは、もともと御嶽神社氏子である清川町左右知獅子舞である。
所在地:朝地町坪泉
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
板井迫獅子舞
板井迫神明社の御幸行列には欠かせない芸能。御嶽流獅子舞を受け継ぐ団体。文政10年(1827)清川町左右知より伝授されたことにより創始された。御嶽流獅子舞の中では比較的早い段階に伝播した獅子舞で、この板井迫獅子舞より伝播した獅子舞も多数ある。現在では板井迫区全員でその保存継承をはかっており、御嶽流らしい勇壮さと賑やかさが印象的な獅子舞である。明治の大区小区制の導入により下野獅子舞と分離した。
所在地:朝地町板井迫(神明社)
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
深山獅子舞
朝地町深山八幡社に伝わる獅子舞。深山流の獅子舞と伝わっている。
所在地:朝地町市万田(深山八幡社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
志屋獅子舞
所在地:朝地町志屋(男嶽社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
下野獅子舞
朝地町堀家に伝わる御嶽流の獅子で、志賀若宮社の氏子によって伝えられている獅子舞である。もともと板井迫組であったため、神明社の御幸と1日ずつ先導を行っていたが、明治の大区小区制の導入により氏子の所属地区がわかれ、獅子舞が両神社に奉納できなくなり、下野の舞子は分離されてしまった。しかし、下野村あげて新たな獅子組をつくり、あらためて左右知獅子舞をつたって獅子伝書を取得したことが記録として残されている。
所在地:朝地町堀家(志賀若宮神社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(平成7年10月1日朝地町指定)
北平白熊
所在地:朝地町北平(俵積神社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
志賀白熊
朝地町志賀に伝わる白熊。志賀若宮神社の御幸祭には欠かせない芸能、神輿の先導役をうけもつ。今でも2組の白熊を練ることができ、岡藩より拝領したという御箱も所有している。それぞれ所作もしっかり伝えられ、貴重な民俗文化財である。
所在地:朝地町志賀(志賀若宮神社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
大形流白熊
所在地:朝地町上尾塚(神明社)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
志賀盆踊
所在地:朝地町志賀(法乗寺)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(昭和51年11月23日朝地町指定)
上尾塚盆踊
所在地:朝地町上尾塚(普恩寺)
指定年月日:平成17年3月31日市指定(平成6年10月21日朝地町指定)
志屋盆踊
所在地:朝地町志屋(志屋地区)
指定年月日: 平成17年3月31日市指定(平成8年4月1日朝地町指定)