公開日 2015年2月20日
最終更新日 2022年8月20日
国登録有形文化財
多田家住宅 御成屋敷
現在多田家が所有する、旧臼杵藩市場組大庄屋の居宅。藩主を迎えるために建てられたとされ、明治期に建てられた大野郡役所庁舎ができるまでは、郡役所としても用いられた。平入りの式台玄関から次の間、座敷を連続させ、三方に縁を巡らしている。
所在地:三重町市場1308-1登録年月日:平成14年6月25日
多田家住宅 御成門
御成屋敷の式台玄関の正面に立つ一間一戸の薬医門。その屋根は勾配が緩く反りが強いことが特徴。
所在地:三重町市場1308-1
登録年月日:平成14年6月25日
多田家住宅 主屋
棟札(むなふだ)から元治元年の建設であることがわかる南北棟の居宅。御成屋敷の玄関に並行して妻入りの玄関を開き、全体としては「L」字型に庭を囲む。意匠的には御成屋敷より少し差をつけていることが注目される。
所在地:三重町市場1308-1
登録年月日:平成14年6月25日
多田家住宅 蔵
主屋の背面に建つ土蔵。当初は米蔵として用いられていた。石積みの基礎の上に建ち腰部は「なまこ壁」とする。建つ上がりが高いのが特徴で、主屋側に入口を2カ所設けてそれぞれに庇をかけている。大庄屋の格を示す建物である。
所在地:三重町市場1308-1
登録年月日:平成14年6月25日
旧長田医院
昭和2年に建築された木造2階建ての病院建築。街路側は、中央に玄関ポーチを備える洋風で、背面側はほぼ和風の衣装をもつ。1階には手術室・診察室・控室など病院機能を備え、2階には床棚を備える広間と4畳半の和室2部屋を配する。現在は、内部を改装して喫茶店「れと絽」として活用されている。
所在地:三重町市場1600-3
登録年月日:平成14年6月25日
麻生家住宅
三重町市場地区商店街に位置する。昭和40年頃より平成15年まで、醤油の醸造施設(商号丸泉醤油)として醤油醸造・販売が営まれてきた。大きな松材を使った大黒柱や、防火に優れた漆喰で仕上げられている土蔵風の外壁など、明治初期の建築物の特徴を持つ。現在は観光情報などの多目的施設に活用されている。
所在地:三重町市場1090
登録年月日:平成17年11月10日
旧緒方村役場
昭和7(1932)年4月1日に緒方村と南緒方村が合併したその記念として、同年7月に緒方村役場庁舎として建築された。昭和33(1958)年からは緒方町中央公民館として使用、昭和40(1965)年から平成4(1992)年までは、豊西准看護学院として使用された。旧庁舎は、正面八間、側面六間半の木造二階建で、半切妻屋根・洋風瓦葺。玄関天井と二階議場天井部分には菊花型の石膏レリーフがあしらわれ、入口にはスクラッチタイルが使われるなど西洋風の雰囲気を醸しだしている。
所在地:緒方町馬場574
登録年月日:平成9年5月7日