(趣旨)

第1条　この訓令は、法令に定めるもののほか、豊後大野市消防無線局の適正な運用を図るため、電波関係法令に定めるもののほか、必要な事項を定め、もって災害の未然防止及び災害発生時における被害の拡大を防御し、地域住民の生命、財産の確保と、福祉の増進に寄与するため、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この訓令において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(無線局)

第3条　第1条の目的を達成するため、豊後大野市消防用無線局(以下「無線局」という。)を開設する。

(無線局の任務)

第4条　無線局は、市における消防の責務を遂行するために必要な通信を行うことを任務とする。

(無線局の管理)

第5条　無線局の管理は、消防長の指示を受けて通信指令室長が統括するものとし、通信指令室長に事故があるときは、通信指令係長がその職務を代理する。

(無線局の職員)

第6条　統制局に通信統制員を、地方局に通信担当者を置く。

(無線局の構成)

第7条　無線局は、固定局、基地局及び陸上移動局で構成する。

(通信の原則)

第8条　通信は、緊急を要する消防その他消防事務の処理にのみ利用されなければならない。

(秘密の保持)

第9条　無線通信の業務に従事する者は、その業務上知り得た秘密を漏らし、又は窃用してはならない。

(通信の種類)

第10条　通信の種類は、次のとおりとする。

(平常時の運用)

第11条　無線局の運用時間は、常時とする。

(通話の方法)

第12条　この訓令に定めるもののほか、無線局の呼出方法、応答の方法その他通信の運用について必要な事項は、別に定める。

(通信の取扱順位)

第13条　通信は、すべて緊急通信を最優先とする。

(統制上の措置)

第14条　通信統制員は、無線局が次の各号のいずれかに該当するときは通信の正常かつ能率的な運用を確保するため、直ちに適切な措置をしなければならない。

(災害時の運用)

第15条　通信指令室長は、災害発生その他特別の理由があるときは、普通通信を制限することができる。

(災害時の通信体制)

第16条　通信指令室長は、次の各号のいずれかに該当するときは、直ちに通信統制員を待機又は配備を命じ、当該無線局の通信の確保に必要な措置をとらなければならない。

(備付書類)

第17条　無線局に備付けを要する業務書類は、電波法施行規則第2章第7節に定めるもののうち、通信指令室長が指定するものとする。